完成した写真を掲載しました。右の「完成写真集」をご覧ください。→

 

 明けましておめでとうございます。見に来てくれてありがとうございます。フラッグを取り付け、これで完成です。右舷左舷どちら側に付けるか悩みましたが左舷側にしました。説明写真では先端に1穴ブロックを取り付けるようになっていましたが、先端にはフラッグ用の穴を2つ開けてあるのでそこを通すことにしました。下部はチャンネルで遊んでいるブロックを使い、無い所には増設しました。接続はUターンしたところをミシン糸で縛ることにしたのですが、出来た輪が動くことが分かりました。完全ではありませんが、ある程度は下に下げることが出来ます。

 とても手間取り、4年半もかかってしまいましたがやっと完成です。元旦でもあり、今日は大いに完成祝をすることにします。しかし、見せなければいけなくなった人が大勢いるので、車に乗せて運ぶたびにぶつけたり落とさないようにしなければいけないのが気が重いなー                  2016/1/1

 ボートの上げ下ろしに使うと思われる、ボーディングスパーツという円材を取り付けました。これで加工する作業が終了し、後は最後の旗の取付だけになりました。正月休みにやることがなくなるなーと思っていたら、架台の調整(幾分前に傾いている)と船尾のスターンギャラリーの金色の塗装が薄くなっているので補修する必要があり、ゆっくり休み中にやることにしました。                 2015/12/28

 ボートダビットを吊り下げるロープ回しが分からないままだったので、ディアゴスティーニを覗いてみました。もうだいぶ経っているのにまだ掲示しているのですねー お蔭で取り回しの見当が付きました。製作手順写真と見比べながらやっと取付けが出来ました。感謝・感謝です。ところが、ダビットの指示の60ミリが長すぎてボートが船体からかなり離れてしまうこととなり、後々問題になりそうなことが分かりました。そこで、出来るだけダビットを上にあげるようにしてボートを近づけ、ブラブラするのを防ぐために真鍮棒を支えに入れました。目立たないように黒染液で染めてあります。ボートの縛りはもやえ結びにしたのでピンセットの作業に閉口しましたが、完成間近になりホットしています。               2015/12/27

 アンカーが付きました。上に引っ張るロープは、キャットヘッドは下の支持部品がじゃまをしているので横の支持部品から取るように変更し、水で薄めたボンドを塗って固めました。セットしようとしていると知らないうちに手が当たり、”バキッ”と音がして扉が外れてしまうことが何回もあり、ロープを支柱に巻いて止める前にマスキングテープでアンカーを押えるようにしたら上手くいきました。

 この後はいよいよ内容がいまいち不明なボートダビットを作り、両側にボートをぶら下げる作業になります。一部しか写っていない写真なので詳細が分からないままですが、何とか頑張ってみます。 2015/12/18

 右舷側の扉も出来、続いてアンカーに移りました。絞める枠は真鍮の帯板にするつもりでしたが手持ちの部材では長さが足りず諦めました。テキスト通りにロープにし、マストと同様にロープウールディングで縛り上げました。また、付いてきたリングが小さかったのでドリルの軸を使ってコイルを作りカットしました。取付方法について、教本によるとキャットヘッドの脇にクリートを付け、引き上げのロープは付けないようになっています。バゥンティの時はフックで引っかけていたのですが、この船は1/84のためか写真ではフックが無くそのまま付けています。ここは教本通りに行くことにしました。             2015/12/15

 キャノン砲の扉がやっと付きました。瞬間接着剤なので5秒間の勝負です。爪楊枝を細くしたものに接着材を付け、部品をピンセットでつまんでから付けて押さえるのですが、ひじを付けていてもわずかに動いてしまいます。重ね塗りは出来ないと模型屋のオヤジに言われましたがそんなことはありませんでした。確かに滑りやすくはなりますが我慢して押さえていればしっかり付きます。・・・・とは言っていますが、暫らくしてから確認するとフラフラしているものが2割ほど出てしまい、やり直しました。

 ところで、アロンアルファの木材用を使っていたのですが、ノズルが段々と詰まりやすくなってくるのでドリルで穴を開け、ラジオペンチで周りを剥ぎ落としながら使っていました。ホームセンターでスコッチの製品を見つけ購入したので使ってみました。接着力はスコッチのほうが良く感じます。それとキャップが大きくノズルも改良されているので使い良いと思います。

 まだ、右舷側の船首にある飾り窓が2つ残っていますが、終わり次第アンカー(錨)に移ります。ボートダビットも考えるとどうも年内完成は無理なようです。                   2015/12/11

数個作っただけで加工を判断したのですが、なかなか大変です。マーキングするのにまとめて印を入れています。三角のダイアモンドヤスリが丁度良いので使っていますが、10ミリ角の破片なのでしっかりつかんでいたら指が痛くなってしまいました。休み休み作業をするしかないなー

                 2015/12/1

 3個作ったところで、このままでは接着面が少ないことに気が付きました。枠に当たるのは真鍮の部品の2か所だけで、ちょっとぶつけただけで取れてしまうでしょう。そこで時間はかかりますが蓋の側を0.2ミリの厚み分削る事にしました。

 ところで、以前から気になっていたので乗用車(13年乗っているカムリ)の後部座席に乗せてみました。作成した架台では高さがあり無理なので、べニアの架台で試したところギリギリで入ることが分かり安堵しました。これで宣伝していた人達に見せることが出来ます。

                2015/11/29

 キャノン砲の窓の蓋に取り掛かったのですが、思いのほか苦戦しています。10ミリ角に削るのにエクセル社の細密ノコギリとオルファ社のミニノコギリを使っています。エクセル社の方は綺麗に削れるのですが時間がかかり、オルファ社の方は早いけど上手くやらないと毛羽立ちがひどく欠けることがあります。

 取付金具も折り曲げる必要があり、同じ形にはなかなかなりません。仕方がないので、取りあえず作ってみて同じようなものを選んで使うことにしました。                     2015/11/27

 ボーラインを取付けました。フォアマストのブロックは舳先のステイで受け、メインマストでは、トップの後ろで受けています。ところが、ミズンマストのトップセイルの受けはステイになっていて整合性が取れていません。トップの後ろのアイボルトも2つ遊んでいます。そこでトップに変更しました。また、甲板上でもビレイピンの指示でしたが、チャンネルの空いているブロックに変えました。

 ところで、土壇場に来てロープが不足してしまいました。最後になったミズンマストのトップセイルでどうしても足りないことが分かりました。ほかの0.15のロープでやってみたのですが違いが分かってしまいダメです。仕方ないので手芸店で90番と60番のミシン糸を購入し、バゥンティで使った糸巻き器を使って編んでみたところ、60番の方がしっくりしました。

 苦労しましたが、これで糸張りは終了です。あと残っているのは大砲の窓の蓋と錨の取付け、難解になりそうな船尾のボートの取付けと旗になりましたが、今年中に終わるでしょうか?        2015/11/22

 ブレースがやっと終了しました。裏のカーテンで良く見えないかも知れませんが、ブレースも0.15ミリの糸に変更しました。図面で確認するとブレースの始まりとなるスティが無いことに気が付き、いまさらとは思いましたが何とか2本を取り付けてからのスタートでした。もちろん糸張りもスンナリいくはずもなく、手戻りの連続でした。やっと縛り、横から見て水平だと思い接着剤で止め、終わってから上から見ると斜めになっていたり、次の糸張りになってから前の糸が他の糸にぶつかっているのに気づいたりしました。そのままではよく見ると分かってしまうのでやり直しです。

 ロープ割の時から気になっていたのですが、チャンネルに付けたブロックへの指示が片側で3か所しかなく、何に使うのだろうと思っていました。終盤まで来ても指示が無く、解説写真ではどこかで使用していることからフォアマストではブレースに使うことにしました。もう少し丁寧に説明してほしいなー 2015/11/18

 ミズンマストのロワーヤードをタイ(真中を縛ってブロックで吊り下げる方法)で取り付けようとしたら、メインマストのロワーにタイを取り付けるのを忘れていました。今からでは難しいと思ったのですが、気になるので挑戦してみました。左の写真は取り付ける前で右の写真は取り付けた後です。狭い中にブロックをぶら下げ、やっと完成しました。トゲルンヤードのハリヤードはトップに止めました。これでやっと横帆の完成です。次は横帆を前に引くボーラインと、ヤードを後ろに引くブレースになりますが、指示の写真では全部のロープが0.25ミリになっていて気に入りません。バゥンティの時には0.15ミリの糸が付いていたのに今回はありません。ストックを探してみたらカティサークの時の0.15ミリの糸が見つかりました。色が薄い茶色ですがボーラインはこれで行くことにします。バゥンティの時はミシン糸でロープを編んだのに今は意欲がありません。既に4年半になろうとしているのですから無理もないかなー            2015/11/7

 スタンスルブーム(ヤードの補助帆)に手が当たり、取れてしまいました。アイアンで取り付けるのを木の加工で誤魔化したのですから無理です。瞬間接着材で付けた後に30番のミシン糸で取付け部を縛って補強しました。更にもっと注意できるように発砲スチロールにしました。これなら眼のふちに入るでしょう。

 セイルの指示図面にはありませんでしたが、後で取り付けるボーラインのためのクリングル(縁に付ける輪)を取り付けている写真を載せました。先にやっておくと楽です。

 取りあえずメインマストは終わったので、ミズンマストに入るのですが、やはり縦帆のハリヤードがバッティングしているので取り外しての作業です。                      2015/10/25

 予期してはいたのですが、案の定苦労しています。メインマストのロワーセイルとトップセイルの位置に縦帆のハリヤードやシートが被っていてスンナリ付きませんでした。ハリヤードの糸は張り替えし、シートの糸は切らずに残しておいた(この部分は予測していた)ので、ロワーセイルを付けた後で止めなおしました。

 ところで、ヘッドルーペをかけていると周りが見えなくなってしまい、しょっちゅうヤードの端をひっかけてしまうので目印を取り付けました。これで少しは良いと思います。

 手戻りでひどかったのは、マスト位置のビレイピンに結んだ糸です。トップの上のクロストゥリーの中を通すのを忘れ、外側を通してしまったまま縛ってカットしていました。諦めてはいたのですがどうしても気になり、張り直しを覚悟の上で解いてやり直しすることにしました。癖はついているので最後のところまではいくのですが、どうしても最後の穴が通りません。10回ほどやり直してやっと通しましたがここには2本縛っているので、もう一回縛る必要があり溜息の連続でした。

 縛りなおす可能性があることから、ほどいて修正することができるように出来るだけ糸は残すのが良いのですが、段々と増えてくると糸だらけで訳が分からなくなってしまいます。そこで、糸じまいの時は瞬間接着剤は避けて水で薄めたボンドを使うべきだと思います。

 また、ロワーセイルに付くシート(後ろに引く)とタック(前に引く)の船体に入れる糸じまいですが、6cm程を瞬間接着剤で固めてみたらスンナリ出し入れできました。最後は船体の中に引き入れたものを一回縛り、不要な部分をカットした後に外で引っ張ったら完璧でした。参考になればいいのですが。2015/10/17

 フォアマストのトップセイルとトゲルンセイルが付きました。トゲルンストのヤードはハリヤード(中央に止めたロープをマストに開けた穴に通してぶら下げる方法)で吊り下げて止めるのですが、指示書ではデッキに降ろして止めるようになっていました。が、白井さんの教本ではトップのアイボルトとなっていたので、変更しました(4枚目の写真)。小さなビレイピンに3本縛るのは膨らみすぎて無理です。

 また、帆にふくらみを持たせるのに、艶消しのクリアラッカーを使いました。先に膝で癖を付けておき、取り付けた後で裏側からスプレーし、指でこすって馴染ませました。帆についているリーフポイントの糸も真っ直ぐになり、結果は良好です。                             2015/10/3