ページが重くなってきたので、(Part6)に移動しました。

 

 フォアマストのロワーセイルがやっと付きました。ヤードの真ん中をタイでぶら下げ、その両側をジアーのブロックで取り付け、マストにパレルを巻いて取り付けます。相変わらずいい加減な指示で、ビーズとビブの写真の分解指示と取り付けた数が合わずデタラメでした。何とかクリアーした後にセールを取り付けたのですが、体を斜めにしながらの作業がきつく、思うようなきれいな形になりませんでした。

 やっとバントラインを4本取り付けてみたら、ロワーだけトップ下部のブロックに通すことに気が付いたり、クリューラインの糸をようやくビレイピンに止めてみたら、キャットパーピンの中を通っていて引っかかっていたり、やり直しが何度もあり散々でした。一方で、船体外側に付けるシートがどうなるか心配していたのですが、最後の写真のように下の穴に差し込んでから、反対側からほとんど見えない中を上の穴の方向に入れてみたらスンナリ入りました。先に先端を3㎝ほど接着剤で固めておきましたが、再度差し込んだだけで引っかかって抜けなくなり、糸じまいもできてホッとしています。

 後、片側から見ていて水平にしていたのですが、反対側から見ると曲がっていました。何とか修正しましたが、途中で何回か正面から確認することにしました。                   2015/9/23

ヤードの製作の中で一番手こずったのは真中の八角形の部分です。板目を見ながら計算上の厚みになるまで慎重に削ります。その後、内側の部分をおおよその見当で斜めに削るのですが、これが結構難しいんだなー 角度が足りないと外側に隙間が空くので、少し多めに削るようにします。しかも両方のバランスも考えないといけないんだから、なかなか上手くいかないです。隙間が空いてしまいスペーサーを突き刺したものもあります。ガマンしながら終了し、ブロックを取り付けて完成したのが右の写真です。次はマストへの取付になりますが、やっとここまで来ました。                             2015/9/8

 体が戻るのを待ってからと思っていても、他にやることがないというかやりたくない事ばかりなので、どうしても触ってしまいます。前にトップヤードの部品が大きくて(5ミリの丸棒を加工するのに5.5ミリの穴が開いている。)紙を巻いて補強するつもりだと書きましたが、どう考えてもしっかりしないことから、2ミリ厚の板の残りで作ることにしました。左の写真がそうですが、上の穴は3ミリ、下の穴は4.5ミリにしました。2ミリと3ミリのドリルで下穴を開け、以前買い込みしたダイアモンドヤスリで穴を広げました。黒く塗ったらマーマーの出来だと思います。右の写真の真ん中のヤードで使っています。しばらくはヤードの製作に没頭です。                                     2015/8/23

 ロワーヤードを製作していますが、なかなか進みません。気力がなく、集中してかかることが出来ません。どーも暑気当たりになってしまったようです。週一でマッサージをお願いしている人から、背中がパンパンに腫れていると言われました。力を入れて散々ヤスリをかけたのがいけなかったようです。若い時と違って無理はきかないようですのでゆっくりやろうと思っています。

                 2015/8/14

 ヤードを作りながら悩みつつ進めています。が、暑いですねー 松本でも昼間は35℃になる日があります。作業部屋はエアコンがありませんので灼熱地獄になってしまい、作業が出来ません。もっぱら早朝に集中するようにしています。最後の写真はロワーヤードに付く補助帆用の部品です。色々やっているうちに1個無くしてしまいました。大掃除すれば出てくると思いましたが、木片で作ってみました。それらしいのが出来たのでこれで行くことにしました。ところで、二段目の同様の部品には参りました。5ミリのヤードなのに穴が5.5ミリもありガタガタです。今のところ、紙を巻いて補強してから余分な部分をカットするつもりです。が、ダメなら真鍮の帯板を加工するしかないでしょうね。ホントいやになるなー        2015/8/2

 苦労しながら何とか進めていますが、ようやくバゥスプリットが完成しました。ヤードの取り付け方が表示されていないので、白井さんの言うスリング(太目のロープで両側に輪を作り、絡めた後細いロープで輪を縛る)にしました。ところが上の帆のハリヤード(ヤードを上側に引っ張るロープ)が省略されていて、作業中に段々下がってきてしまい、リフト(ヤードの両側で上に引っ張る)の糸張りだけでは押えきれなくなりました。仕方がないのでスリングの下側を巻き結びで補強しました。本来ではありませんが妥協します。船首部の溜まった糸じまいをした後、次はフォアマストに移ります。                2015/7/24

 ヤードの製作にかかりました。先細りにするには、丸棒の周り4か所に縦線を入れ、真中の位置に横線を一周書いておきます。それを目安にしながらミニカンナで削り、ノギスで測りながら四角柱に加工します。更に角を落として八角形にし、平ヤスリで整えてから紙やすりをかけて完成です。問題になるのは中間に付く八角形部分の加工です。断面図が台形になるように加工するのですが、必要な横幅の指示がないので計算してみました。4・5・6・7ミリの計算をしてみると、大体の加工状況が分かりました。スペイン気質というか(もう慣れてしまいました)4×2と2×2の指定でしたが全然合いません。しかも部材も足りません。バゥンティのストックと合わせ、5×2から切り出すことにしました。従がって今山ほどカンナ削りをしています。11本の内やっと2本目が完成する所ですからまだまだ当分は進展がなさそうです。         2015/7/14

 コイル巻きが終了しました。道具を使うと際まで巻けないので、薄めたボンドを塗ってからピンセットで巻き上げました。形を整えてから更にボンドを上塗りし、乾くまで待てば完成です。

 いよいよヤードの製作にかかりますが、割振り表で確認していたらチャンネルに付けた2穴ブロックをほとんど使用していないことが分かりました。写真ではどこかのロープに繋がっているので、ヤードか横帆で使用していこうと思っています。バイブル本では力のかかる所でブロックになっているようです。  2015/7/7

 コイルにする作業は、ロープを巻く道具が2つしかないので時間がかかります。先に薄めたボンドを塗って柔らかくしたロープを巻き、形を整えてからさらに上塗りします。乾くまでそのままにするので待っている方が長いです。その間に樽の作成をしました。が、こんなに難しいとは思いませんでした。デッキの上での作業は無理と思い、机の上の作業にしたのですがどうしてもうまく縛れません。樽は真中が太く、端で縛るのだから安定しません。そこで先に糸で縛ってから片側を作業し、裏側を瞬間接着剤で止めたら上手くいきました。緩まないように裏側の樽の接触面を固めました。後は残りのコイル作業です。         2015/7/6

 ガフセイルには取り付けるものが多く、思っていた以上に手間取りました。帆のふちにロープを通すクリングルを付けました。ビレイピンやアイボルトに取り付けたロープがじゃまになり、新たなロープを張るのに苦労するようになってきたので、整理することにしました。中央のビレイピンはボンドで固めて切り、後で加工したロープをぶら下げることにしました。周りのロープは出来るだけコイルにすることにしました。が、ピンセットの作業が上手くはかどらずイライラしています。                   2015/7/3

 船首部の縦帆が完成しました。見栄えが良いのでハンクスを選んだのですが、帆に絡めて針を刺すのはかなり面倒でした。翌朝見たら帆が反対についていたり、外の糸とバッティングしていたりしていやになることもありましたが、やり直しして取りあえず終了です。ところで、帆の重なり部をどちら側にするか悩みました。アルテサニアでは、PDFの配置図と製作写真は逆になっていて参考になりません。バイブル本には記載がないし、参考図はバラバラです。仕方がないので見せる右舷側を上にしました。ちなみにバウンティは逆です。次は縦帆最後のガフセイルになります。                          2015/6/21

 ミズンステイセイルに取り掛かったところ、メインと違って手が入らない部分が多くあり、上手く作業が出来ずにイライラしました。バゥンティの時はヤードまで取り付けてからでしたから、もっと苦労したはずですがすっかり忘れてしまっていました。ハンクスの取付で腰が痛くなり、その度にマッサージチェアに乗っていました。

 番号を割り振りしてわかったのですが、ミズンマストの半円形のビレイピンに山ほどつけるのに、横のアイボルトには5つの内1つしか使っていません。しかも、シートもタックも同じピンです。そんなことはやめてアイボルトを有効に使うことに変更しました。次は船首部です。           2015/6/16

 番号の割り振りに手間取りましたが、何とか整理できました。後は張りながらクロスする部分を調整しようと思います。さて、やっとメインステイセイルが張れました。ハンクスはミシン糸で縛っていますが分かるでしょうか。1枚のセイルに、ハリヤード・タック・シート・ダウンホールを取り付け、ビレイピンに止めるのですが、ピンセットの作業に手間取っています。これを嫌がっちゃいけないんだよね!!

 ところで、後ろ下にひくシートの糸が横帆に当たる位置になっていて、どう考えてもおかしいので調べると、写真の位置と指定の番号が違う場所になっていました。手前に変更しましたが、まだまだトラブルは山積みでしょう。先は長いです。次はミズンステイセイルになります。             2015/6/13

 さて。縦帆からと思ったのですが、今までの経過から糸張りのチェックが必要だと判断し、PDFのデータを印刷しました。必要な個所は拡大し、配置図を書いて番号を振ってみました。心配した通り、ビレイピンに4本取り付けた隣が1本だとか、まったく取付けのない個所があったりしています。3本以上取り付ける個所がかなりあることと、ステイの未設置があったりしているので、ここはじっくり構えて行こうと思っています。しばらくは進展がないかもしれません。                        2015/6/3

 慣れない手つきでも針仕事を終え、縦帆を先に取り付けようとしました。前船と同様に、ステイに取り付けるために付いているのは真鍮のリングです。やはり気に入らないのでハンクスを作ることにしました。バウンティの製作記録には3ミリと1ミリの組み合わせと書いてありましたが、大きすぎです。2ミリと1ミリのドリルに替えてみたら丁度でした。2ミリのドリルの横に1ミリのドリルを2つ付けます。0.5ミリの真鍮線を引っ張りながら巻き付け、2ミリのドリルを外すと簡単に取れます。ニッパで成形したのが左の写真です。3ミリで作ったものが上にありますが分かるでしょうか。100個出来たので、黒染液で染めました。2015/5/31

寸前で危機回避!!

 大きすぎた帆の周りのロープをほどき、帆を全部紅茶で煮て(大型のフライパンにティーパック2個で90秒煮ました)色を付けました。サンプルを持って手芸店でミシン糸を買い込み、さて、縫製をしようとしたのですが、カットする前にどうも気になったのでもう一度確認することにしました。写真集の最後に帆の明細が載っていたのですが、形が気になるものがあったので、帆の番号と写真とを照合し確認してみました。気になっていたのは、前部に付けるスプリットセイルの上のフォアスプリットセイルとミズントゲルンセイルのサイズが同じものだったからです。ミズントゲルンセイルを加工しようとしていたのですが、どうしてもフォアスプリットの形が気に入りません。そこで、ヤードの大きさから追ってみました。すると、写真に合わせるには小さすぎることが分かりました。切ろうとしていた帆がそのフォアスプリットセイルだったのです。

 もし切ってしまっていたらもう修復は不可能でした。帆に使っている布の予備はついていないし、どうしようもないところでした。気を取り直して、ほどいたロープを取り付けることにしました。

 写真は、リーフポイントの方向がバラバラなので、薄めたボンドで真っ直ぐに修正しているところです。乾いてから剥がすと、横を向いていた糸をある程度そろえることが出来ます。         2015/5/29

 ヤードの製作に入ろうと、図面を拡大してA4で印刷し貼り合わせました。かなり拡大しないと長さや部品番号が判明しませんでしたが、これで進めます。さて、付いてきた帆の突合せをしたところ、相変わらずいいから加減のサイズでしたが、ミズントゲルンセイルが余りに大きすぎでした。5センチから6センチも大きいので加工しないと付きません。縫製は得意ではないのですがゆっくりやればなんとかなるでしょう。孫に貸してあるミシンを返してもらわなくっちゃ!!                       2015/5/25

 何とか修正終了です。心棒に強さが必要なので針を選びました。ところが、細い縫い針は焼き入れがしてあるんですね、斜めにカットしようとしてもポロポロ折れてしまいます。最悪なことにテストで差し込んだまま元から折れてしまいました。仕方がないのでその横に0.5ミリの穴を開け直し、マチ針に変更してみたら折れずに斜めにカットが出来ました。ステイとバックステイはそのまま使えましたが、フトックシュラウド6本を張り直しました。マストを作り直すより丈夫になったと思います。             2015/5/22

 重大事故発生!!

 ステイ張りが終了し、毛羽の出ていたロープに薄めたボンドを塗ってスタンディングリギング完成を喜んでいたのですが、次のヤードの図面を探していたところ、写真を撮るのに下に置いていたためについ腕が当たってしまいました。バキッと音がしてミズンマストのトゲルンストマストがハウンド部分から折れてしまいました。八角形の形を作るために軸を削っていたので、かなり弱くなっていたようです。ロープの張りで色々な方向から引っ張られているので、簡単には修復できません。折れた軸に心棒を入れようと思いますが、周りのロープは貼り直しになるでしょう。しかしガッカリです。でも、考えようによると、帆まで終わってからではどうしようもないことになるので、早くてよかったのかなー                2015/5/19

 フォアマストのステイとバックステイが終わりました。メインマストとフォアマストのマウスの右舷状況を載せてみましたが、分かりずらいかもしれませんね。

 ところで、連休明け近くになって、左腕のひじの部分に3センチほどのふくらみが急にできてしまい、外科にかかったところ血液がたまったものだと言われました。そういえばラットラインを張っているときにチクチクすることがあったのですが、どうもそのせいらしいです。注射針で抜いてもらったのですが、しばらくはひじを使う作業をやめるように言われました。ドクターストップがかかってしまいました。女房には血が出るまでやるなんて信じられないと馬鹿にされ、散々です。メインとミズンのステイとバックステイが残っているのですがしばらくの間休み休みやることにしました。何もしないでじっとしているのは我慢が出来ないので、少しずつ進めることにします。                              2015/5/13

 連休中は結構時間が取れたのですが、思ったほど進みませんでした。ステイに張るスネークにはホントに苦労します。ステイの結ぶ先を確認するため、バウンティの図面を見ながら位置を決めました。行く先のないロープが2本出てきてしまい、アイボルトを増設しました。マウスの作成状況を載せてみましたが参考になるでしょうか。                                      2015/5/7

 バウスプリットのロープ張りが取りあえず終わりました。次にステイに移るのに写真で確認したところ、スプライスで繋ぐようになっていてマウスではありませんでした。バウンティの資料で確認しても同様でした。アルテサニア社は省略しているようです。白井さんの教本を読んでしまったので今回もマウスで行くことにしました。紙を斜めに切り、濡らした上でボンドを塗り巻き上げます。乾いてから黒く塗りネットをボンドで被せて固めます。ステイはアイスプライスを作る太さではないので0.15ミリの糸で締め上げるのですが、作業しやすいように考えたのが最後の写真です。                        2015/5/5

 トゲルンマストのシュラウドが完成しました。立ったり座ったりの作業は腰に来ますね!! 張った後の外側へのふくらみが気になり、ここにもキャットハーピンを張ることにしました。右の写真は、バウスプリットクリート(綱止め)に手が当たってネットを破損した状況です。ヘッドルーペをかけていると周りが見えないのでつい触れたりしていたのですが、ついに”バキッ”と音がして壊してしまいました。棒の根元は修復できましたがネットは薄めたボンドで何とか埋めてみようと考えています。

 この後はバウスプリットのロープ仕上げに入り、その後がステイ張りになります。     2015/4/29

 トップマストのシュラウドが終了しました。同じ作業の繰り返しはホントにしんどいです。この後はトゲルンマストから下げるロープになります。ところでメインマストが少し右に傾き、ミズンマストが幾分左に傾いていたのですが、反対側のシュラウドを少し強めに調整したら上手くいきました。最終的には最上部から降ろすロープで決まりますが注意する所です。

                 2015/4/25

 左舷側が終了しました。丁度10日目です。前の船の時は上から順番に張っていたのですが、途中まで来てから力を入れて絞るために細くなりすぎたことが分かったことがありました。そこで、今回は最初にガイドとして4か所を先に張ってしまい、その間隔を目安にしてみました。結果は良好です。

 ですが、なかなか進まないのでイライラしています。                  2015/4/17

 トップマストのシュラウドにかかっていますが、机の上では高すぎて腕がおかしくなってしまいます。そこで写真のように脱衣籠の上に捨てる予定だったビデオデッキを載せてみました。丁度腕が楽に動かせる位置になったので、これでいくことにしました。この後はラットラインになりますので暫らくは更新できないと思います。                                         2015/4/7

 ロワーマストに取り付けるヤード(横棒)を、ジアー(ブロックを組合せて吊るす方式)で吊り下げる為のロープを取り付けました。0.5ミリのロープを二重に絡め、一度縛った両側を90番の糸で巻き結びしました。

 失敗したことも記載することにしているので書きますが、メインマストのフトックシュラウドの取り付け位置を間違えてしまいました。フォアマストが船尾側の2本を残していたのに糸張りの間隔を追っているうちに全部に振り分けていました。更にキャットハーピンで絡める位置を間違えていたため、均一になっていません。手戻りする気力もないのでこのままいくことにしました。本体を加工する時は至福の時間でしたが、どうも糸張りは性に合わないようです。ガマンガマン!!                    2015/4/5

 フトックシュラウドが終了しました。CDケースを使って高さを調節したのですが、それでも背中がカチカチです。同じ作業を山ほど繰り返すのはやはりしんどいです。両端を切りっぱなしにしないのは、2隻目のカティーサークで時間が経って緩んでしまい、往生したのが理由です。が、その為に2倍の時間が必要になるのでそれなりの覚悟が必要でしょう。でも、がんばってやりとげるぞ!!             2015/4/2

 下の糸を切らないように慎重に作業をし、何とか手戻りが終了しました。

 フトックシュラウドに付けるデッドアイは4ミリで小さいため、0.5ミリのロープを絡めて糸で止めるのは非常に難しいです。もう1本手があれば上手くいくのですが、その度に”かあちゃん”を呼ぶわけにもいかないので引っ張るための道具を考えました。60×130の鉄製の工作台があり、穴が開いていたので糸でクリップを止めました。かなり引っ張っても動かず上々です。

 ところで、説明写真を見ても、キャットハーピン(シュラウドを内側から引っ張るもの)が付いていません。バゥンティの説明書も見てみたのですがありませんでした。アルテサニア社が省略しているのでしょうが、白井さんのバイブル本を見てしまったので取り付けることにしました。         2015/3/27

 ロワーマスト部分のラットラインが完成しました。張り具合を見ていたら気になる部分がありました。右の写真の右舷の真鍮棒です。編んでいくうちに右に傾いてしまったようです。この部分は巻き結びした上に瞬間接着剤で固めたところなので、上手く外れるか悩んでいますが、やり直してみます。     2015/3/24

 順調に進んでいると言いたいのですが、なかなか手戻りがあって大変です。両端は二回縛ってから切るのですが、横に縛って接着剤で固めただけで切ってしまったり、糸がたるみすぎてやり直したりしています。右舷のメインマストの写真が右にありますが、フトックシュラウド下部の真鍮の棒が見えるでしょうか。そのすぐ下のラットラインが曲がっています。これは下のゲージの用紙がずれてしまったためです。これまでは上から順番に縛っていましたが、糸の間隔がどうしても動いてしまうので、最初に3か所先に縛ってガイドにしようとしているうちに下の紙が動いてしまったからです。下紙を取ればほとんど目立たない部分ですが、気になるのでやり直します。この場合、しっかり縛った糸をほどくのも大変ですが、巻き結びした両側をニッパで切り、ピンセットで上下に動かせば簡単に外れます。接着剤で固めた両側は、ラジオペンチでむしり取ります。

 ところで、友人から”クラシックが趣味なんだ”と聞かれました。たまに見に来てくれているのですが、ひじの調整に使ったCDのラベルを見たようです。エーエー!クラシックを聴きながら煙草を吸って作っていますが、それが何か!!                                   2015/3/18

 フォアマスト左舷側のロワーマスト部分のラットラインが出来ました。両端の糸じまいに上にあげてクリップで止めていたのですが、上手く止まらないので編んだところにくぐらせてみました。力はかからないのでこれで十分です。でもやっと6分の1なんだよなー 肩と背中が痛くてたまりません。      2015/3/8

 ロアーマスト部分のシュラウドが終了しました。続いて横のラットラインに入ります。あらかじめ写真からラットの本数を数え、Excelの罫線で印刷しておいたので、必要な部分を切ってクリップで止めました。

 バゥンティの時と同じく、両端はいったん上に逃がして90番のミシン糸で巻き結びし、元に戻してもう一回巻き結びします。CDケースが見えると思いますが、ひじの高さに合わせて高さを調節しています。こうでもしないと肩がパンパンになるからです。力をかけるとケースが割れますがお薦めです!!    2015/3/5

 やっとメインマストのシュラウド張りが終わりました。ここに来るまで手戻りの連続でした。測って切ったはずなのに、取り付けてみたら縛る余裕がなかったり、どうやっても長すぎてダメだったりしてのやり直しです。ところで、中間にあるネットの支柱に手が当たって外れたり、横に張ってある真鍮線が焼きなまししてあるために凹んだりしていました。数回はそのたびに直していたのですが、ふと気が付いてボール紙をコの字にカットし補強してみました。こうすればこの後山ほどやるロープ張りで手が当たってもガードしてくれると思います。もっと早く気が付けばよかった!!                        2015/3/2

 地域の会合で話をしていたら、ロープの張り方の話になったので私のやり方を載せてみます。①0.8の糸をマストに絡めてみて少々余分を取りながら切ります。毛羽を火で炙って取った後、再度からめて作業しやすい位置でクリップで止めます。②最初のデッドアイに巻き付け、クロスした部分のギリギリをクリップで止め、90番のミシン糸で巻き結びします。(写真1)③引っ張りながら糸を5ミリ程巻き、2回縛って止めます。(写真4)④糸じまいをした後、毛羽を取った0.15の糸でチャンネルのデッドアイとの間を間隔を見ながら編んでいきます。この時のコブは、エイトノットのコブにもう一回縛って大きくすると抜けなくなります。⑤マストに回した部分に鉗子を掛けて正規の位置にします。2番目のデッドアイにコの字型のスケールを取り付け、2番目のロープを絡めてクリップで止めます。スケールを外し90番のミシン糸で巻き上げます。(写真5)⑥0.15の糸で編み上げた後、糸の強さを調整しながら鉗子で再度止め、トップの下位置で30番のミシン糸で巻き結びして完成です。右舷と左舷を交互に繰り返します。 ホント手間がかかるなー    2015/2/21

 やっとフォアマストのシュラウドが張れました。2週間もかかってしまいましたが、綺麗に張れたと思います。ロープの毛羽取りやデッドアイ部分の糸巻など結構手間がかかっています。

 ところで、確定申告の時期になり、暫らくは触れない日が多いと思いますので、気長にお待ちください。それと、糸じまいをやっていたら同じ姿勢の作業の連続で、肩がカチカチになってしまいました。集中して出来ない年になったなーと感じています。                          2015/2/20 

 2/11の町会のイベントに出展しました。建造中の表示と注意札を作ってくれました。何を感心されたかというと架台でした。どのように作ったかと何人かに聞かれました。注目する所が人によって違うんだなー。

 ところで、5ミリのデッドアイが9個不足していたのと、穴の開け方が偏っていたりしたので、マイクロクラフトさんに発注しました。ついでに鉗子を見つけたので頼んだところ、今日届きました。早速使ってみたところ非常に使い良く感激しました。上部でしっかり縛ってくれているので下の作業が楽です。 2015/2/13

 やっと、この日が来ました。2011/9月からなので3年5ヶ月もかかりましたが、いよいよロープ張りです。シュラウドを張るに当たって白井さんの教本を読み直したところ、サービングの記述を読んでしまいました。前回のバゥンティではマストに掛かる部分は忠実に再現したのですが、拡大鏡で確認しなければ分からずガッカリした記憶があります。今回は悩みましたが、各マストの最前列のシュラウドだけサービングすることにしました。機械を取り出したところ、モーターの線が切れていたりギヤのかみ合わせがきつくなっていたり散々でした。何とか修理しやってみたのが下の写真です。最初にロープのケバをローソクで焼き、水で薄めたボンドを塗ってから90番のミシン糸を巻いています。                    2015/2/6

 船首の飾りに色を塗りコニシのSUで取り付けました。固まるまでマスキングテープで止めておきます。左側の人形には苦労しました。最近指に脂分が少なくなりカサカサしていて、気を付けていたはずなのに床に落としてしまい、首と腕の先が割れて3つになってしまいました。瞬間接着剤で付けてみたのですがじっと固定することが出来ずに上手く付きません。接着剤を外の粘度の物に替えたりして何回もやり直しました。上部の渡り板もついたので、とりあえず船体部は完成です。やっとロープ張りに入ります。      2015/2/4

 ドルフィンブームをキャップに付けるのですが、大きめのリングが3個入っていたので、丸棒を使ってペンチで小さく曲げ、取付側を1ミリの空間を開けて真鍮釘を差し込みました。完成したのが左の写真です。

 右の写真は、船首部分のネットを張り部材を取り付けたところです。この後は、船首部の飾りになります。           

                                            2015/2/1

 バウスプリットを作成しています。図面を信じてキャップ(一段目のつなぎ部分)の角度を取ったのですが、取り付けてみると全然合いません。図面の20度が実際には38度とあまりの違いにガッカリしました。この角度は組み合わせで出来たもので、意図したものではありません。仕方がないので調整をやり直しました。1枚目の写真は、キャップが余りにもガタガタだったので穴を埋めて開け直しました。それと、最後の写真の金属の繋ぎ部分は、付いてきた部品が同様に大きすぎたので、真鍮板を銀ロウ付けで作りました。今は、飾りになる、ウォールナットの2×3から5ミリの部材を36個切り出しています。         2015/1/25

 ミズンマストの作成風景です。ハウンドという名前のロープを止めるために使う八角の部材には苦労しました。指定している部材は堅いウォールナットなので、ミニカンナで幅と角度を削るのですが、しっかり押さえる必要があるため、指と腕がパンパンになってしましました。付ける部分の丸棒を削って八角形を出し、内側の幅を測って図面から外側の長さと重なりの角度を計算しました。8本の部材を取り付けるには輪ゴムが最良でした。その後、下側をヤスリで削って仕上げます。下の2枚は取り付けてみた状態です。もちろん、接着はせずにロープ張りで持たせていきます。次は船首部のバウスプリットです。         2015/1/18

 正月休みも終わり、あっという間に12日になってしまいました。相変わらず製作に取り組んでいます。左の写真はトップ部分の角材に付ける飾りを作っているところです。2ミリのバエスウッドの角材を組み合わせて作るのですが、中に入る短い部分が合わずに苦労しました。

 メインマストがほぼ終了したので、ミズンマストに移ったのですが、トップマストの重なり部分にあるトレッスルトゥリーとクロストゥリーの組み合わせがガタガタなのが気になり、右の写真のように余りの部材で作り直すことにしました。測ってみたら、1.8ミリのクロストゥリーが入る溝が3.2ミリもあるのですからガタガタするはずです。加工するのに下にある0.3ミリのノコギリが活躍しました。

 ところで、町会のイベントが2月11日にあるのですが、毎年進行状況を見せるために展示しています。あと1か月を切りましたが、何とかバウスプリットと船首部分を完成したいと思っています。今週は新年会が4つもあるし間に合うといいのですが。(飲まなきゃいいのですが、それがなかなか!!)     2015/1/12

 マストのトップで組み合わせる部分の2段目は、下側が8角形で、上部の組み合わせ部分は4角形なのですが、削りだすのになかなか芯が合いません。そこで写真のように先に4角形を作成し、台に置いて水平を取りながら8角形を削りだしています。参考になるでしょうか?

 メインマストを作りながら確認したところ、フォアマストがおかしいことに気が付きました。差し込む時にメインマストはキール材に滑り込む感じがあるのに、フォアマストは当たるだけで止まってしまいます。そんなもんかと思っていたのですが、トップ位置を見比べてみると真中の写真のように段差が付きません。そこでもしやと思い、テストピースの10ミリ棒の先を削ってみるとキール材の角に当たっていたことが分かりました。フォアマストの先を削って修正した結果が右の写真です。今度はしっかり食いつきました。 2015/1/3

 明けましておめでとうございます。今年も頑張って製作しようと意気込んでいます。今年中の完成は無理かと思いますが、努力しますので見守っていて下さい。